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プラチナ系の鋳造に最適な遠心鋳造法では、ノズルから飛び出した地金は遠心力と同時に強いコリオリの力の影響を受けます。
その為に従来のストレートタイプのアームでは、鋳型中心から地金がそれて、 押湯付近に飛び散るという難点がありました。 |
従来のストレートタイプアーム
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独自開発の「ダブルスイングアーム」( Japan Patent No. 3178748 )は、 溶解した地金を鋳型に真っ直ぐ注入することができ、充填効率を改善しました!
左図のように、第2支点を設けることにより偏向(遅れ)方向に飛び出した地金を鋳型のほぼ中心にとらえることが可能になりました。 |
当社のダブルスイングアーム
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溶解された地金は、アームが回転してすぐに、鋳型に注入されるため、立ち上がり加速度のコントロールが非常に重要です。 最大加速( 500 rpm‐0.1 秒 )から最小加速まで、ほぼ無段階に選択することができます。この高度な回転制御を、 内蔵の「サーボモータ」による数値制御が可能にしました。 |
プラチナは鋳造温度が約 1900 ℃と非常に高温なため、光学式温度コントローラで制御。 精度 ±2 ℃の高精度な温度管理が可能となり、正確な鋳造タイミングを得ることができます。 |
仕様
型式 | VCC 20A |
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電源 ( 消費電力 ) | AC 200 V, 50/60Hz, 3相 ( 6.5 kVA ) |
鋳造方式 | 真空遠心鋳造 |
発振出力 | 5 kW |
発振周波数 | 約 100 kHz |
温度調整範囲 | 900 – 2100 ℃ |
最大溶解量 | Pt. 400 g |
最大加速 | 500 rpm‐0.1 秒 |
温度制御方法 | PID制御, 精度 ±2 ℃ |
冷却方法 | 内蔵循環水方式 |
外形寸法 | 1020 ( W ) x 790 ( D ) x 1180 ( H * ) mm *光学式温度コントローラ含む |
本体重量 | 約 350 kg |
仕様及びデザインは、2010年2月現在のものです。技術改善などにより、予告なしに変更することがありますが、ご了承下さい。
実際とは色合いなど多少異なることがあります。